2017/02/21 22:18

時折「子供は親を選べないからね!」と言っているのを聞く。
誰が何時、何の根拠でその様な事を言うようになったのか?定かではないが…
琉球四柱推命の考えでは、
「子(本人)が自ら選んでソノ家族の元に生まれ出て来る」どころか…
『魂の共同体』として家族は構成され、
”永遠的に今の家族で構成された魂のグループとして、魂の偏りを正す課題をクリアするべく、
ワザワザ目指して生まれ出て来る”と言う。
琉球四柱推命としては此処だけは譲れない。
親が駄目ならば共に成長を、子が駄目ならば共に成長を目指して、
役柄を入れ替わり立ち替わり『魂のグループ』で解脱へと向かうのだ。
全ての問題の原因は『家族間に有る』と見ている。
全ての問題は家族の深層にあるのだ!

私自身も母親と40年間確執があった。
最初の原因は、どこにでもある姑と母の確執かららしい。
私達は気付かなかったのだが、祖母は子供が嫌いだったという。
しかし、共働きの両親だったので、祖母に託された私達姉妹は、
祖母から折檻を受けていた様なのだが、幸いにも覚えてない。
それで無理に家を建て、別居に踏み切ったらしいのだが、
運命は簡単には済まない様に出来ている。
同時に人の良い父が借金の保証人になってしまい、案の定逃げられる、
という事件が2回も起きた。
2他人の借金(幾らかは知りません)、家のローン、家計は火の車だった様だ。
当時の私の友人達のお小遣いは月1万円と聞いた。
私宅は『働かざる者食うべからず』と言われ、家事手伝いをして、
ようやく月2千円のお小遣いが得られるというシステムだった。
家事を怠ればお小遣い無しだ。掃除を何度もやり直さされた。
10才から家事手伝い・妹のお守り、で友人と遊んだ記憶は少ない。
「〇〇ちゃん(←私)は家の事あるから、遊べないよね」と、
誘われる事もありませんでしたけども…
「家は共働きなんだから、家の事はあんたたちがやらないと誰がやるの?」
「嫌だったら何時でも出てって一人で暮らして、自分のお金で遊びなさい!」と、
事ある毎に言われた。
本気で家出を考えたが、当時の自分にそんな勇気も根性も無く、
子供ながら、『生きていく為のお金』を計算したり、考えたが、
”一人で生きて行く”となれば、裸一貫で出ないといけない。
今、自分が持っているモノ(本、服、テレビ、等)は全て親に買ってもらったモノだ。
それを持って出るのは『一人で生きていく』事にならないと、
当時の私は子供ながらそう思った。

師匠の著書『イエス・キリスト異次元からの宣告』の中に以下の言葉を見つけた。

『科学的な立場からすれば神は存在しないが、神の存在自体は証明も否定も出来ない。
 私達は「神が創ったかもしれない自然環境」に完全に依存しながら生きている。
 人間は何でも作り出せると思っているが、
 実はすべての素材は、自然環境から借りてきたものを加工しているに過ぎない。
 自動車、飛行機、TV、携帯電話も、自然に存在する素材がなければ、
 私達は何一つ作ることが出来ない。
 自然環境に完全に依存しながら「自由」を叫ぶのは、親の家に住み、親の作ったものを食べ、
 親のお金と恩恵の中で生きながら「自由」「自由」と叫ぶ、我儘な子供に等しい。
 もし、私達を創造した神がいるならば、
 私達は今すぐにでも自分達の自由に対する考え方を改めなければならない』

そういう事のようだ。

何で家は、母はこんなに厳しいのだろう…?きっと母は私が嫌いなのだろう…
そう思う事でしか納得が出来なかった。
ならば、働いて自分のお金を得れば良いのだな?
大学に進学した姉を横目に、私は高校卒業後直ぐに就職という道を選んだ、
しかし、世の中はそんなに甘くない。
就職先が見つからず、一年だけ専門学校を挟んだ。
ここでも「専門学校は大学よりお金掛かる!」と言われながらも絶えるしかなかった。
ようやく中小企業の事務員という、ごく普通の職を得る事ができた。
それでも『自由』への道はまだまだ遠かった。
「家に居る限りは親の言葉に従うべし」だ。
そんな時、私の中で事件が起こった。
通勤で通っていたJRが信号機の故障で、私が乗る予定の電車か遅延したのだ。
駅から家に電話し、その旨を伝え、帰りが遅くなるかもしれないが、
なんとか別の駅に移動して帰宅すると母に言った。
何とか家に帰り着いた時、母が「何でそんな嘘付くの?」と怒っている。
「え?…?」
「お姉ちゃんは普通に何時もの時間に帰って来てるし、電車は遅れてなんかなかったと言ってた」
「…?…?」
「何で嘘言うん?」
もう無理…この家に私の安らぎは無い…私の中で何かが切れた。
絶対家出する!
当時の彼氏に必死で”結婚したいアピール”を決行し、家からの脱出を敢行した。
そこに待っていたものは…
「結婚したら(夫の)家のしきたりに従ってもらう」
「働かなくても俺の給料(手取り25万位)で贅沢しなかったらやっていけるだろう」
実家の暮らしがそのままスライドして、家長が夫に成り代わっただけだった。
何かおかしい…此処にも自分の自由と安らぎは無い…
遂に完全なる自由を求めて脱走した。
声を大にして公言するには宜しくは無い方法を使って…

そこからが、本当の試練だった。
「離婚するような子は家の子ではありません。二度と敷居を跨がないでくれ」と絶縁されようが、
貯金ZEROだろうが、雨が降ろうが槍が降ろうが、風邪を引こうが、ヘルペスを患おうが、
這ってでも働きに行く、1日でも休んだら食う寝る所の取り上げだ!
そんなじり貧な生活だったが、自由は謳歌出来た。
そして、働きお金を得て生きて行くことの難しさを知った。
ようやく親の苦労が解った。あの状況下で、借金を返し切り、家のローンを払いきり、
挙句に疲れ果て、父は癌で亡くなって逝った、私達名義の貯金をそれぞれ二百万円づつ残して…
父なき後、その貯蓄は実は母が自分の老後の為に確保しておき、
「そんなお金は家にはありません」といって隠されていた。
ここで運命の岐路を迎える事になる。
オレオレ詐欺の横行や、個人情報保護の昨今、本人でない限り預金は引き出せなくなったのだ。
母ピンチ!!!か細い国民年金では暮らしが立ち行く訳が無い。
「実は隠し金があった」などと私にばれたら、どんな怒りが私から発せられるのか、
母は恐れただろう、しかし生活苦に陥っている。その心中はどんなだっただろうか?
姉を介して今の実家の現状が私に知らされた。母がそんな状況であるのに、
私は夫と気ままに年2回も海外旅行に行く等の暴挙に出ていたのだ。

夫と2人で働く収入は姉宅よりもかなり上回っている。
それなのに、姉宅に母を任せきりで、私は何一つ見ようとしなかった。
そんな自分はのうのうと幸せになれる?自分だけが良ければそれでいいのか?
今の自分があるのは、独り暮らしのじり貧な生活を経ての末、
再婚した現夫の自社会社が倒産し、実家に借金を申し込んだが当然断られ、
自己破産という目にも遭った…それでも再度二人で乗り切れたのは、
それに耐えて生きてこられたのは、実家の『世の中を生き抜くための厳しい教え』
があったからではないのか?
何方かと言えば「厳しく育ててくれてありがとう!」と言うべきトコロじゃないのか?
既に琉球四柱推命運命鑑定士への学問に入っていた自分が、
家族のそんな状況を見ずして、他人様の幸せを説けるか?!
父が「今がその時だ!」と言った気がした。
「それが、お前(私)の現世の課題だ!家族を捨てて自分だけが幸せになどなれないぞ!」
このまま、和解せずして、母と死に分かれたら、また同じ苦労が繰り返されるんだ。
この家族の業を止める為に自分が生れて来たのではないか?
祖母と母の確執や私と母の確執、妹の夭逝、父の若すぎる逝去の業を修正する為に?!
聞けば私を身ごもっていた母は全くそれを気付いていなかったらしい。
6か月を過ぎて「何か動いてるんだけど」となって漸く妊娠に気付いたらしいのだが、
祖母は「年子なんて産むもんじゃない!流してしまえ」と言ったらしい。
もっと早く母が妊娠に気付いてたら、私は流されていたかもしれない。
流されなかった私の生れて来た訳、意味が見えた気がした。
父の師匠曰はく「真ん中の子(私)は絶対手放したら駄目だ!
何で家から出した?!手元に置いておかなければ駄目な子なのに!」
ある時から「鑑定士に成る!」と言い出した父…
自分の余命を知って、「後を継いで欲しい」と言った真意がわかった気がした。
私にバトンが渡されたのだ。
母の胎内に潜んでまでも産まれる運命になっていたのだ!
”この家を何とかする為”に私はわざと母の胎内に潜んでいたのだ。
私は確実に選んで母の元へ生まれる様に、自ら潜入したのだ。
琉球四柱推命から見える自分の運命も、私にそう語りかけて来る。

私と母は腹を割って話し合った。長い時間をかけて、お互いの誤解を知る事が出来た。
そして謝って和解出来た。母は「今は幸せだ」と言ってくれた。
私は生まれて来て本当に良かったと心底思う。

誰しもが、何かしらの意味を持って自ら望んで「何かを成し遂げよう」
その為にはどの様な環境下に生れるべきか?考え、選び、生れ出て来るのだ!
琉球四柱推命ではこのように説いています。

アナタの天命を共にさがしませんか?
私達琉球四柱推命運命鑑定士はそのお手伝いをさせて頂いております。
自分の天命・生きる意味が気になったアナタは是非!!!