2017/03/30 21:00

とある旅行代理店がとても大変な事になっているようです。
利用者の方々には本当に残念なお話で、憤りもご理解申し上げます。
私達も、世界一周半する程、国外へ旅に向かっています。
やはり私達にも、もれなく様々な問題・失敗・反省等があり、
改善への勉強をしています。

私の母がもうすぐ82歳になりますが、
今の処は、まだ動けるし、元気な様子に見えます。
少しでも早い内に、なるべく遠くへ連れて行ってあげようと思いました。
先日は沖縄へ飛行機で向かったのです。
82歳の母にとって、2時間半ほどのエコノミークラスはどの様な影響があるのか?
心配だったが、私が心配したところで、私たちの近隣空港は中部国際空港、
母の近隣空港は関西国際空港であるのと、
姉の夫の方の有休を考えると、日数も限られています。
母を姉夫婦に任せるしかない…
しかし、思った以上に母は以前より弱くなっていたみたいで、
普段起こらない車酔いしたり、姉夫婦と観光へ行く計画も止めて、
ホテルライフを楽しむ私達と留守番にまわり、
帰着後、空港内で転んだと言う後日談を聞きました。
「エコノミークラス症候群か?」という事も懸念されますよね…
空港で転んだあと、唯一の孫に「手を引いてもらった」と、
別の意味で嬉しそうに語っていました。
イコール”孫との旅行”が何によりもうれしい様です。

自己満足にすぎないのでしょうが、『世界』を見せてあげたいと思ったので、
かねてから計画倒れになっていた某国への旅行を企画することにしました!
しばらく見合わせていた海外旅行です!
孫を連れて行けば、その母親が付いてくる、
その父親だけを残して私達血族だけが楽しむ事は出来ない。
もちろん私の夫が出資者なので、当然メンバーには入る。
6人の中で、独りでも仲間はずれが出来ては駄目だ!。

そして、私達は決してツアーパッケージは使わない。

ツアーの中に相性の合わないお客さんが居られる時がある。
時間に縛られ、急がされる。
食べたくない時に、美味しくないお仕着せのレストランへ連れて行かれる。
何故か必ず”免税店”が組み込まれている。
観光客専用高価格の土産物屋へ連れていかれる。
各ホテルを一々送迎する為、ホテル・目的地に着く時間の無駄。
必ず集団行動厳守。
夫婦で行っているにもかかわらず、飛行機の席がバラバラになる。
旅行社から予約したはずのホテルが取れていない事もあった。
上記以外にも書き切れない理由が色々ある。
「次の旅行は自由行動のヤツにしよう!」と決めたものの…
送迎バスの中でオプショナルツアーを進められたが、
それを断ったら不機嫌になる現地係員のマージン取りおばさん現る!
それに屈する事無く自由行動を謳歌できたものの…
場所によっては「英語もわからんやったら来るな」的態度にネガティブにもなった。
しかし、結構ガイドブック片手に色々観光出来た!
「私達行けるんじゃない?」
欧米諸国のご夫婦二人旅、若者の一人旅が出来てるのならば、私達にだって出来る!!!
そして一念発起!
次の旅行まで半年間、使える時間を某ス〇ード〇ーニングで猛勉強した。
誰をも頼らず、夫婦2人きりで一応個人手配の旅が始まった。
そこからも問題・失敗・反省等・改善が山の様にあった。
ここ最近、海外は危険な処が増えている気がする。
日本人に限らず、一般市民、観光客でさえ容赦なくテロの標的になる。
しばらく海外は控えて、国内のファイブスターホテルライフを楽しむことにした。
私達は、世界最大級のホテルロイヤリティー会員プログラムを展開する、
某ホテルズグループの会員であるので、そのブランドホテルを予約する事にした。
直接国内のブランドホテルに電話したところ、
「そんな先のプランが決まってないので、値段が解らない」
半年先の予約が取れないと言う。
は?…今まで海外のホテルは全て半年以上前に予約を入れていたが、
ちゃんと予約出来たのに…?
「プランが決まってないので、一般で予約をしておかれますか?」と言う。
しかし、その値段が異常に高い(と感じた)。
国内ホテルに直接は適応外と言う事か?
では、某ホテルズグループのワールドワイド会員専用予約サイトへ電話した。
一般の値段より、3分の2程の適度な値段でスムーズに予約出来た。
それはそうだろう、海外の方は1年、半年前から予約をしてくるのだ。
会員専用のベストレートや事前購入割引も半端なく安い。
この時点で「プランが…」などと言っている日本のホテルは、
もうガラパコス化である。
また、別の旅館のHPを見ていると、どの日程を入れても『満室』表示が出て来る。
は?そんな先までALL『満室』あり得る?
旅館に直接電話してみると、
「某旅行会社に一括で任せているので、そちらの予約サイトから予約してください」
と言われた。
この様な事が”事件”を招くのではないのか?!

『これは日本人の余暇の過ごし方の捉え方の問題でもあります。
 欧米や中国の人たちは随分早い段階で旅行を申し込み、予定をそこに合わせて組みます。
 その一方、日本人は直前になって仕事の様子をみて予定を考えます。
 これは働き方・休暇の捉え方の違いから生まれるものです。
 ”休暇のために仕事をするのか。仕事の合間に休暇を取るのか”
 日本人は圧倒的に後者です』
という意見を見つけた。
私達は完全に前者の考え方をしている。
最も、日本企業に居て、前者の様な休暇を取得出来る位置に、
長くかかって到達できたという歴史もあるだろう。
随分前置きの説明が長くなったが、
しかし、今回は私達にも超BIGなトラブルが起こった。
来年の家族旅行を計画して行く上で、
まず、飛行機のチケットを入手せねばならない。
前回の沖縄旅行も旅割75で関西~沖縄間の飛行機代が一人一万円程で購入出来た。
(因みに旅行出発直前になった時点で値段を見たら、4万円程になっていた)
そういった早期予約作戦で飛行機のチケットは難なく、安く手に入った。
次はホテルだ、某ホテルズグループの会員専用予約センターにて、
奮発して、クラブラウンジ付プレミアムスイートルームを予約した。
しかし、私達は6人の家族旅行なので、コネクティング出来る部屋を探したかった。
「当方(予約センター)では解らないので、ホテルに直接聞いてください」と言われた。
此処から話がおかしくなっていったのである。
片言の日本語、片言の英語でやり取りしていくうちに、ある時点で誤解が生じ、
私個人とホテルが契約したようになってしまっていたのだ。
私は、コネクティング出来る部屋の詳細とおおよその値段を聞き、
自分が希望するスイートルームとデラックスツインの組み合わせで、
某会員制予約センターから予約して、予約ナンバーを得たつもりだったし、
確実に予約ナンバー付予約確認書がメールで届いている。
部屋代がホテルから提示された値段のおよそ半値ほどだったので、
会員はお得だなぁと思っていた。
事前購入のレート&ベストレート、もしくはエリートステータスのYOUR RATEか?
と喜んでいた、値段の事は予約サイトの方と5回確認した。
しかし、ホテルから決済のレシートが送られて来た金額が、20万程高かったのだ。
は?なんで?…
私は「支払いの事は某会員専用サイトに確認後、従って欲しい」とホテルにメールした。
ホテル側も「わかりました、確認します」「サイトからの予約ナンバーを確認しました」
と言ったのにだ…
私も途中で不安になったので、会員専用サイトへ電話して、
「ホテルへもちゃんと確認してくださいね。そしてアナタがどの様な確認を行ったのか、
 私は不安なので、ホテルへ確認後、折り返し報告の電話を下さい」と頼んでおいた。
が、予約サイト側から電話は来なかった。
しかし、世界最大級のホテルロイヤリティー会員プログラムを展開するブランドホテルの
日本語予約センターだし、間違いはないだろうと安心しきっていた。
結果が…個人契約並の値段でクレジット決済されている。
そこから長く静かなる戦いが始まった。
琉球四柱推命運命鑑定士として「人と争ってはいけない!!!」と説いている身上、
声を荒げたり、無茶苦茶なクレーマーには絶対なってはいけない。
とにかく、誤解を修正して、和解し、平和的に歩み寄る作戦を計画した。
予約サイト側へ電話をし、予約番号と部屋タイプと金額を確認した。
間違いは無い。
予約サイト側は「私が責任を持って、再度ホテル側へ連絡して、ホテルから連絡させます」と言った。
2~3日待ったが、どちらからも何の連絡もない。
先日も「折り返し電話下さい」といっても電話がなかったので、
これは、もうワザとか・・・?と疑い出した。
再び予約サイトへ電話を掛けるも、責任を持つと言った方に繋がらない。
「今、席を外しています」「他の電話に出ています」「折り返します」…
そればかりで、全く電話に出ようともせず、逃げているのは明白だ。
ありとあらゆる電話番号を調べ、かけてみたら、その担当責任者が偶然にも電話に出た。
少しばかり強く「どうなってますか?あなた責任者ですよね?」と注意確認した。
ようやくホテル側から電話が来たものの、片言の日本語で「文句があるとききましたけど」
は?”文句”…?確かに『文句と言えば文句』かもしれませんけど、何だかクレーマー扱い?
挙句に「スイートルームがこんな値段な訳ないでしょう?」という暴言と取られかねない言葉を返された。
アカンやつや…完全クレーマー扱いや…
予約サイトの責任者はどの様にホテル側と何をやり取りしたのでしょう?
そこからは、もう全く予約サイトの責任者という方と連絡が付かなくなってしまった。
この問題から逃げようとしているのは明らかだ。
私も一人間だ、感情を爆発させ怒鳴り込みたい衝動に駆られた。
イラっとする、怒ったら駄目、いや許せない、何とか和解せねば、悪いのは誰?
陰陽の感情が交互に起る。
鷹揚に構えている夫と口論にもなった。
「俺が何とかするから、とにかく任せろって!」
「こんなんもう無理やわ…絶対クレーマーになってるわ!あの人絶対逃げてるし、話にならんやん?!
 このホテルに泊まりたくなくなってきたー!!!」
「落ち込みすぎやって、任せろ言ってるやろ!」
「あんたに任せてたら家無くなったわ!」
などという過去の傷をも持ち出し、言ってはならん暴言を夫に浴びせてしまった。
完全に問題の根源は家族に有る感じにまんまとはまっている…
翌日、私達は近くの同系列ブランドホテルへ出向いた。
世界最大級のホテルロイヤリティー会員プログラムを展開する会員専用の看板が掲げられた、
レセプションデスクの方に事の詳細を親身になって聞いて貰えた。
私達は何しろホテル側と折り合いを付けて和解したい旨を切々と訴えた。
しかし、その窓口であるはずの日本語予約センターの責任者という方が、
もう信用できないと言う事も訴えた。
レセプションデスクの方は支配人の方と相談されたのか、
「海外に居る別の者に連絡をとって、明日お電話差し上げる様申し伝えます」
という新たな展開になり、少し気持ちが和らいだ。
のもつかの間、3日経っても何処からも何の連絡も無い…
夫が再度日本語予約センターへ電話をかけた。
やはり、「今、他の電話に出ていますので、折り返します」
遂に夫のスイッチが入ってしまった。
表現しかねる関西弁で「いい加減にしろ!あなた達では一切話にならないから
それ以外の上役を出してくれ」的言葉を声を荒げて話す羽目になった。
待つ事5分…フィリピン在住の別の係の方と話すことが出来た。
それからすぐに、例の責任者と名乗る方から急に態度の豹変した電話が来た。
どこでどのように問題がこじれたのか?検証したいので、ホテルとのやり取りメールを送って欲しいと言う。
私は何も隠しも恥じる事も無いメールのやり取りを提出した。
それには、スイートルームの詳細と値段が書かれてあったが、
予約はあくまでも会員専用日本語予約センターで予約番号を得て予約が完了したので確認してほしい、
と言う事、支払いの事はクレジットカード情報も登録してあるので、予約センターに従って欲しい、
と言う事、ホテル側は「予約番号を確認しました。勝手に決済はしませんので安心してください」
と返信が来た事がメール文書で残っていたのだ。
これが、電話のやり取りならば、言った言わないの押し問答になっただろう。
会話を録音していない限り…
その夜遅くにホテルのゲストリレーションズオフィサー(コンシェルジュ役員)の方から丁寧な電話を頂いた。
「この度は私共のホテルを選んで頂きありがとうございます。 澤村さんは悪くないです。差額金は返金致します」
まるでドラマの様な展開だった。
片言の日本語、片言の英語で最後にはお互い笑いながら話が弾んでいた。

琉球四柱推命の教え『人と争ってはいけない』が功を奏した。
確かに腹が立っていたし、苛々していたし、声を荒げたい衝動にかられ、感情的になりました。
でも事件が解決するまで、私はずっと心の中で
「人と争ってはいけない、人と争ってはいけない、人と争ってはいけない」と唱えていました。

国、言葉、文化が違っても和解したり、分かり合えたり、歩み寄れたりする事が出来る!!!

国、文化、言葉、宗教の違いを超えて人々は分かり合える!
そんな未来が見えた気がした。

『争いや憎しみからは何も生まれない』
破産してしまった旅行会社から多大な被害を被ってしまわれた方がにも、
争いではない平和的解決が成される事をお祈り申し上げます。