2020/04/23 12:40


外出自粛が叫ばれている今日この頃、
皆様におかれましてはどの様にお家時間をお過ごしでしょうか?
私達老夫婦は飽くこと無く何時までも家に居られるのですが・・・
お陰様で公私とも忙しくさせていただいております。(~感謝~)

家に居るときは主にお勉強か、読書か、
映画観賞等で楽しめるインドア派でありますゆえ。

今回は『映画』と『読書』の中に人の運命を見たお話を書いてみたいと思います。


スターウォーズシリーズで『シスの復讐』って‥
凄く陰惨な巻だと思うんだけど、
その中でアミダラ女王の葬儀シーンが何故か印象深い。
柩の中のアミダラ女王は実に絵画的美しさを感じた。
シェイクスピアの『ハムレット』に登場する、悲劇の王女オフィーリアそのものだ!
と私は感じたのだが、『ハムレット』はシェークスピア四大悲劇の一つだ。
改めてどのような話だったのか振り返ってみた。

その悲劇の物語とは…

デンマーク王が急死し、王の弟クローディアスが王妃と結婚し、デンマーク王の座に就く。
父王の死と母の早い再婚を疑うハムレットは、亡父の霊に会いクローディアスによる毒殺だった事を知る。
復讐を誓ったハムレットは狂気を装う。
宰相ポローニアスは、ハムレットの恋人である娘のオフィーリアにハムレットの本心を探るよう命令する。
しかしハムレットはオフィーリアを冷たく扱うう。
やがてハムレットは、クローディアスが父を暗殺したという確かな証拠を掴んだ。
母である王妃とハムレットが会話しているところを隠れて盗み聞きしていたポローニアスを、
ハムレットはクローディアスと誤って刺殺してしまう。
オフィーリアは度重なる悲しみのあまり狂い溺死する。
ポローニアスの息子レアティーズは、父と妹の仇をとろうと怒りを燃やす。
ハムレットの存在に危険を感じたクローディアスはレアティーズと結託し、
毒剣と毒入りの酒を用意して、ハムレットを剣術試合に招き、秘かに殺そうと画策する。
しかし、王妃が毒入りとは知らずに酒を飲んで死んでしまう。
そしてハムレットとレアティーズも試合中に毒剣で傷を負う。
瀕死のハムレットは、クローディアスを殺して復讐を果たし死んでいく。

異常とも言うべき顛末だ。

兄弟王達の喧嘩から憎悪、
そして復讐劇への様相を呈した『ハムレット』の物語は遂にまさかの一族総員滅亡という結末。
全員何やってんの?…
ハムレットの行動が一族のカルマを再び来世へと持ち越してしまった。
このような縮図、事例、問題はどの魂グループにも大なり小なり見られる。

「To be, or not to be」
これは劇中で最も有名な台詞で、その意味は多岐に渡る。
私としては「それ(復讐)を、果たしてやるべきか?やめるべきか…」と解釈したいところだ。

最も使われる意味は「生きるべきか?それとも死ぬべきか…そこが問題だ!」とされているが、
生きてカルマを修復すべきだったと私は考える。
クローディアス、レアティーズ、ハムレットは一体何をやってるのだ⁉
他人の命も自分の命も自分勝手に奪っては駄目なのだ。絶対やってはいけないのだ!!!

STAR WARSシリーズも要するに、
親子喧嘩から兄弟喧嘩の様相を呈している感が否めない・・・
と思うのは私だけではないはずだと思いたい。

皆様、運命に翻弄される事態にも、
コロナショックによる緊急事態にも、
立ち向かい、打ち勝って乗り越えて行きましょう!!!
今まさに、私達は運命に試されているのですから・・・